通信事情の実際

　※2のサポートの多くはメールと電話回線を利用したものですが、アプリ導入企業と比べて「遅すぎる」という印象を持ちました。
1.現地時間2月1日（月）午前中は電話回線もインターネットも遮断された。
2.現地時間昼前にネット回線で現地提携店と連絡が取れた。
3.現地提携店によると数時間後に再度インターネットも遮断されるとの情報があった。

ここで専門家にQ&A

Q1. なぜそのような事が起こるのですか？

A. 政変時や反政府デモ発生時(予定も含む）に、インターネット回線が遮断されてしまう事は良く発生します。
SNS等でのデモ参加呼びかけや、地方で発生している暴動をネット上で拡散させない事を目的としています。
エチオピアを始めとするアフリカ諸国では、首都での反政府デモが計画されているとき、地方都市で暴動が発生している時等には
常套手段として電話回線だけでなくネット回線も遮断します。

Q2. 衛星回線を利用するのは有効ですか?

A. 有効な手段といえますが、維持コストが高い為、余程の危険地域への出張以外は用意しない事が普通かと思います。
それでも、インド等外部からの衛星電話の持ち込みを禁止している国もありますし、リスクの高い国ほど衛星電話の持ち込みを禁止している事が多いのが現状です。

緊急時の電話は繋がらないリスクが非常に高い。

繋がらないので状況を伝えられない。

状況を伝えられないので不安・不満が募る。

雇用者に対する不信、精神的リスクに発展する場合も・・・

安否確認だけの手段で充分ですか？

2.その他の情報をとにかく集めました※2月1日現在

1)昨日から特段変った事はないか？
市内は静かであるが、市民ホール周辺には軍隊が駐屯している。 また、暴徒的な事が起こらないように、72時間の自宅待機が呼びかけられている。

2)国際線のフライトは飛んでいるか（空港情報だけみると飛んでいるように見える）
国際便の運航は流動的であり、当面は現地情報の継続的な入手が必要。 AirCagoも飛ばないとニュースではでているが、現在詳細引き続き続き確認中。

3)日本人の被害
確認されていない。多分出ていない。※2021年2月1日現在

4)昨日の状況
現地ではNLD支持者による抗議活動と軍部による掌握を歓迎しピックアップバンで大音響を出しながら車を走らせるグループもあり。
邦人駐在員は自宅待機で様子を見ている企業が多い模様。

3.TASKALアプリはJX通信社からの国内外安全情報を発信し続けます

更にTASKALアプリならお手元のスマートフォンから連絡先が見えます

4.情報共有のその先は・・・・

危機管理のプロフェッショナル企業にお任せ

TASKALネットワークである、株式会社 オオコシセキュリティコンサルタンツ（OSC)様と別途危機管理契約頂ければ、
「これからすべきこと」の様々なアドバイスをして頂けます。

ここまでの状況を整理して危機管理のプロが想像すること。

・自宅待機が続く場合、食料の調達等の問題が発生する可能性あり。

・何時まで自宅待機するかですが。メディア情報では現地のミャンマー人たちがお金を下ろすために銀行のキャッシュディスペンサー前に
行列を作っている写真や食料調達のためスーパーが混みあっている写真も掲載されている。

・企業としては、駐在員/帯同家族の食料や当座の生活費が確保されているかどうかの確認、今後の状況によっては一時国外退避も視野に入れて
手段の検討だけはしておいた方が良いでしょう。

・国外退避まで必要になる可能性は低くとも、常に最悪の状況を考えて対応手段までは考えておくことが危機管理の鉄則です。

・現地でのデモや集会に近づかない等の一般的注意事項は、大使館等のサイトで確認/実行したら良いでしょう。

当事者、企業管理者、OSC、西鉄旅行、西鉄旅行コールセンターをグルーピング
アプリ提携店だからこそ、これらの情報共有のスピードアップが実現します。

今件も突然舞い込んだ事案です。
今後も突然様々な事案が発生すると思います。 この機会に貴社の危機管理体制の見直しは如何でしょうか？

弊社担当者にお気軽にご相談ください。